自分の周りには、決して有名とかではないけど、
超釣りがうまい人間っていうのが結構います。
自分自身も長い間、釣りをしているので、
常に相手の釣りのスタイルや、経験値、センスを感じとることが出来るのですが、
今回、紹介する高橋義真くんは、
雑誌に登場するような有名アングラーと比較してもダントツのセンスを感じます。

彼とは、バスオブジャパンというクラブを通じて知り合ったのですが、
波乗りという釣りとは別の共通の趣味もあってか、今一番の釣り仲間です。
その彼、最近シーバスゲームにハマっていて、
一緒に東京湾でも釣りをしたことがあるのですが、やっぱりウマイ!
キャストとかのハード面はもちろん、
魚を読む、釣り場を読む、タイミングを見極める、
そういったソフト面のセンスがずば抜けています。
彼のようなタイプは、ジャンルに関係なく、
ほぼすべての釣りでも同じように素晴らしいセンスを発揮するので、
自分のように、さまざまな釣りを広く理解しなければならない立場の人間としては、
そのセンスにしびれるのですね。
一つのジャンルを極めることはそれはそれで素晴らしいことなのですが、
さまざまな釣り、初めての釣りでも、素早くゲームを組み立てられる能力というのは、
マクロ的な釣りのテクニックではなく、
自然を理解する能力がいかに備わっているかが重要なのです。
釣りとスポーツの大きな違い。それは、相手が自然ということ。
だから、空を見て、太陽、月を見て、風を読み、水を読み、魚の動きを読む。
マクロ的に突き詰めるのではなく、そのまわり、その外側と広い視点を持つこと。
釣りをそういったスケールで見ると、
すごくスケールの大きな、とても豊かな遊びであることに気付かされます。
自分がいままで目指してきた釣りのスタイルはそのまさしくそういう方向であり、
実は、自分の竿作りも似た面がかなりあるのです。
開発はマクロ的にロッドを見るのではなく、
多角的に冷静に見つめる作業をし、そこから揺ぎないコンセプトを見い出す。
自分の目指している釣りのスタイルが、
そのままモノづくりと同じ流れになっているのかも知れませんね。
テーパーアンドシェイプのモノづくりの奥にある確かなスタイル。
ぜひ、感じ取っていただけるとうれしい限りです。

高橋義真くん。Namoto・ナモトを完璧に使いこなし、
さらに、私の超オススメモデル、
Bay heart・ベイハートGBHC-59MHBを購入後すぐ、
94cmをキャッチ。さすがデス!完璧〜。